薬膳教室で学んだこと・・花粉症について

2019年2月21日

すぎ

執筆者:北原 淳子

三寒四温のこの季節、梅の花が咲き始め、春の足音が聞こえ始めました。

待ち遠しかった春!ルンルンとしていますが・・・

この季節、花粉症に悩まされている方も多くいらっしゃるのではないでしょうか?

薬膳教室で教わった花粉症対策を紹介します。

花粉症を発症する要因は、中医学では生命エネルギーの源『気』が不足し、

呼吸機能の低下、免疫力の低下し、『脾・肺・腎』の機能が弱まり身体に余分な

水分である『湿』があることで症状が発生します。

原因を突き詰めて体質を改善することで、花粉症の症状を軽減することができます。

水っぽい鼻水が出たり、くしゃみが出るような症状が出ている時は身体を温める、

喉が渇いたり黄色やどろっとした鼻水、目のかゆみや充血、微熱が出るような症状が

ある時は、身体の余分な熱を取り除くようにします。

花粉症と言っても、様々な症状があるので自分の身体の状態をよく見て、

改善することを考えましょう。

花粉症

あなたの体質はどのタイプ?花粉症を改善するためには!

①気虚・陽虚タイプ

「気」が足りず免疫力が低下、身体を温める力がなく冷えていることで水分を

発散できず花粉症が発症

症状:やる気がない、風邪をひきやすい、手足が冷える、食後眠くなる、胃下垂など

気を補う食材:もち米、山芋、芋類、大豆、かぼちゃ、しいたけ、舞茸、海老、鮭、いわし、牛肉、豚肉、ナツメなど

身体を温める食材:羊肉、海老、くるみ、ニラ、ねぎ、らっきょう、八角、フェンネルなど

②水帯タイプ

「湿」が溜まることで、「寒・熱」を発生してしまい、花粉症が発症。

症状:鼻水・瞼の腫れ、むくみ、身体がだるい、倦怠感、下痢、目まい、吐き気、アレルギー

身体の余分な水分を取り除く食材:ナス、もやし、レタス、小豆、大豆、黒豆、緑豆、

きゅうり、昆布、海藻、ウーロン茶、紅茶、珈琲など

③寒タイプ

身体を温める「気」が少ない、身体が冷えることで余分な水分を代謝することができず、

鼻水などの花粉症の症状がでる。

症状:手足の冷え、顔色が青白い、温かい物が欲しい、軟便、下痢、尿量が多く色が薄い

身体を温める食材:羊肉、海老、くるみ、ニラ、ねぎ、らっきょう、八角、フェンネルなど

寒さを散らす食材:黒砂糖、シソ、よもぎ、花椒、胡椒、唐辛子、八角など

④熱タイプ

「湿・熱」により、黄色やどろっとした鼻水、目の充血と言った花粉症の症状がでる。

症状:口渇、顔色が赤い、目が赤い、便秘、皮膚の炎症など

身体を冷ます食材:はと麦、春雨、小豆、豆腐、緑豆、菊花、キャベツ、きゅうり、セロリ、

牛蒡、筍、チンゲン菜、ほうれん草、もやし、レタス、レンコン、柿、キウイ、バナナ、

あさりなど

⑤脾タイプ

消化器官が弱り、水分代謝が悪くなり、花粉症を発症。

症状:食欲不振、疲れやすい、お腹が張る、食後眠くなる、軟便、あざができやすい

脾の働きを助ける食材:玄米、もち米、芋類、黒豆、大豆、枝豆、アーモンド、オクラ、

カリフラワー、ブロッコリー、レタス、いわし、ブリ、牛肉、ナツメなど

⑥肺タイプ

「肺」の防御機能が弱り、花粉症を発症する。鼻や、のどの症状がでる。

症状:咳・痰が出やすい、肌のトラブル、風邪をひきやすい、呼吸しにくい、鼻の症状など

肺の働きを助ける食材:きび、黒米、山芋、銀杏、松の実、春菊、白きくらげ、百合根、

レンコン、柿、バナナ、みかん、チーズなど

⑦腎タイプ

「腎」が弱ることで、身体を温めることができず、冷えて水分代謝がうまくいかなくなり

花粉症を発症。

症状:腰痛、足腰がだるい、耳の症状、老化が早い、むくみなど

腎の働きを助ける食材:黒米、黒豆、黒きくらげ、黒ごま、山芋、カリフラワー、

マッシュルーム、桑の実、プルーン、ブドウ、ししゃも、海老、うなぎ、豚肉、フェンネル、

クコの実など

花粉症とひとまとめにしても、症状には個人差があります。

症状がひどい時は薬に頼ることも必要ですが、自分の体質に合った食養生をするだけで、

症状も緩和されてきます。

薬膳の勉強も約1年が経ちますが、ちょっと意識を変えて生活するだけで、

心身ともに健康になってくるのがわかります。

参考:薬膳的セルフケア大全集(ソーテック社)など

投稿者プロフィール

北原淳子

株式会社ケーエーナチュラルフーズ

日本食品食品保健指導士

NR(栄養情報担当者)・サプリメントアドバイザー

日本成人予防協会認定 健康リズムカウンセラー

日本商工会議所 全国商工会連合 2級 販売士

一般社団法人ペットフード協会認定 ペットフード販売士