カビが原因となる真菌症について

2018年8月20日

フミガタス

執筆者:元井章智

先日、健康食品・サプリメント関連の業界誌【ヘルスライフビジネス】(2018年8月1日号)にキングアガリクスの研究開発に関する記事が掲載されました。

新聞記事

以下、記事の抜粋

●研究面でアガリクス業界をリード

●真菌症に関する研究を強化

記事の詳細に関してはこちらをご覧下さい。

今回のコラムでは、新聞記事にも紹介されている【真菌症】とは、主にカビが原因となる病気ですが、実際にどのような病気があるのかをご紹介します。

カビが原因となる真菌症について

そもそも【真菌】とは

そもそも【真菌症】を引き起こす【真菌】とは何かなのですが、カビや酵母、キノコが分類される生物のグループです。

真菌の種類

カビの仲間には、ヒトに有益なものと有害なものがあります。有益なものの代表はコウジカビ、お酒を造るときに使うカビです。一方、有害なものとしては、水虫の原因となる白癬菌、粘膜炎を起こすカンジダ、アスペルギルス、マラセチアなどがあります。

カビというと、ジメジメしたお風呂場や、賞味期限の切れた食品(パンやミカン)などに繁殖するイメージですよね。

パン

しかし、実は、カビは日常生活のいたるところに存在し、普段、清潔な生活を心がけていても、皮膚の上にいたり、空気中に浮遊しているカビを吸いこんだりしています。

【真菌症】になる原因

では、なぜ普段、カビと接触していても病気にならないかというと、【免疫細胞(免疫力)】が常に体を守ってくれているからです。

カビと免疫力

(免疫細胞がカビに勝っているイメージ)

この免疫力がストレス、栄養の偏り、過労、運動不足、また免疫に関する病気などで低下することで、カビを抑えることができなくなってしまうと、カビがどんどん増えてしまい【真菌症】になってしまいます。

カビと免疫

(免疫力が下がり、カビがを抑えることができず真菌症になってしまった状態)

主な真菌症について

それでは、主な真菌症としてどのような病気があるかをご紹介します。

水虫(白癬菌)

水虫

代表的な真菌症が【水虫(足白癬)】です。白癬菌と呼ばれるカビが足の指【足白癬】や爪の間【爪白癬】に繁殖して起こります。

水虫菌

(水虫の原因となる白癬菌)

足の指以外にも、起こることがあり、股にできるのは【股間白癬(インキンタムシ)】、髪の毛は【頭部白癬(シラクモ)】などと呼ばれます。また、白癬菌は犬、猫などにも感染し【皮膚糸状菌症】を引き起こします。

カンジダ

主に粘膜上で繁殖し、粘膜炎を引き起こします。免疫力がかなり低下している状態では、生命に関わる深在性真菌症を引き起こします。

カンジダ菌

(カンジダ菌の拡大写真)

アスペルギルス

夏場のエアコンなどに繁殖することで有名ですが、普段から空気中に漂っていて日常的に吸い込んでいます。

免疫力が低下しているケースで、アスペルギルス肺炎を引き起こします。

フミガタス

(アスペルギルス フミガタス 肺炎を引き起こします。)

マラセチア

犬痒い

犬、猫に多い真菌症で飼い主にも感染することが知られています。皮膚炎や、耳が垂れた犬(ミニチュアダックスなど)の外耳炎が多いです。

真菌症のまとめ

真菌症は、ジメジメした梅雨から夏にかけて発症することが多い病気です。

暑い日が続いていますが、熱中症、夏バテに注意して、免疫力が落ちないように気を付けましょう。

投稿者プロフィール

社長

元井章智

東栄新薬株式会社代表取締役社長

株式会社ケーエーナチュラルフーズ代表取締役社長

慶應義塾大学SFC研究所所員、東京薬科大学薬学部免疫学教室専攻
日本抗加齢医学会会員、NR(栄養情報担当者)・サプリメントアドバイザー