酷暑を元気に乗り切ろう!
2018年8月2日
執筆者:北原 淳子
先日、気象庁は、7月の1ヵ月の平均気温について、異常気象であると発表しました。
本当に今年の夏は、厳しい暑さが続いています。
そろそろ夏バテを感じ、体調を崩している人も多いのではないでしょうか?
私の通っているヨガの教室の先生から教わった、夏バテの原因、克服法をお伝えします。
夏バテの原因
1.冷房などによる自律神経の乱れ
人間の体温調節をつかさどる自律神経は、急激な気温変化に対処できないため、
冷房が効いた室内に長時間いた後、外気温にさらされたりと繰り返して行くうちに、
交感神経と副交感神経のバランスが崩れ、冷え、むくみ、疲労感、肩こり、頭痛、神経痛、
腰痛、腹痛、食欲不振などの不調があらわれます。
また、汗をかいていないから水分、栄養補給は大丈夫と思いがちですが、
冷房の冷たい風は皮膚の水分を奪い、皮膚を老化させ、熱中症になりやすくします。
2.紫外線の影響
最近では、日焼け止め、紫外線カットの洋服や小物を利用したり、身体の外側からの
紫外線カットを気をつけている人は多くいますが、細胞内では活性酸素が発生し、
細胞の老化を進行させています。
3.食生活の乱れ
夏場は食事を抜いたり、簡単なもの、冷たい物の食べ過ぎで胃の働きが弱くなります。
そのため、栄養不足となり、体調不良となります。
4.睡眠不足
地球温暖化の影響で、気温の上昇が尋常でなく、夜になっても気温が高いなど、
夏の寝苦しさから睡眠不足の方が増えています。
5.ストレス(暑さ・生活のリズムの乱れ)
夏は暑さ、紫外線、お盆休みなどによる生活リズムの変化、睡眠不足など、
様々なストレスがあります。お盆休みがあるからといって、疲れが取れるわけではなく、
帰って疲れてしまうこともあります。
夏バテの予防法&解消法
1.栄養バランスの良い食事を摂る
■疲労回復効果のあるビタミンB1を摂る
ビタミンB1と言えば、豚肉、うなぎ、玄米などがありますが、豆腐、納豆といった大豆食品、
のりやわかめなどの海草類にも多く含まれます。
胃腸が弱っているときは、無理をせず、豆腐サラダなどがおススメです。
■果物などを食べる
柑橘類、梅干しなど酸味のあるものに多く含まれるクエン酸は、疲労回復効果がある他、
二日酔いで肝臓を酷使している人にも有効です。
果物には、夏の日差しなどで消耗の激しいビタミンCも豊富に含まれるので、
積極的に食べましょう。
■ときどきは温かい食べ物を食べるように心がける。
体は暑くても、冷房や冷たいものを食べ過ぎたりと、身体の芯は冷えています。
冷えは血行を悪くし、ダルさの原因になります。疲れを感じた時は、冷たいものは控えめにし
て、温かい飲み物や食べ物を選ぶようにしましょう。
2.ぬるめの湯船にゆっくりと浸かり、良い睡眠を心がける。
シャワーだけでなく、38~40℃のぬるめのお風呂にゆっくり入る事をお勧めします。
入浴には、血流の改善、副交感神経の働きを優位にさせ、リラックスさせる効果があります。
睡眠1時間前までに済ますと、良い睡眠を得る事ができます。
3.軽い運動をする
軽い運動で、自律神経の乱れを整えることができます。
「暑くて運動なんてとんでもない」なんて思いがちですが、
涼しい室内で、身体全体を手のひらで叩いたり、少し足踏みするだけでも違います。
疲れていると言ってダラダラ休息をとっても回復はしません。お試しください。
夏バテ防止!ゴーヤチャンプルカレー風味
【材料:4人前】
ゴーヤ:1本 木綿豆腐:1丁 豚肉(薄切り):200g 卵:2個 ゴマ油:適量
A【醤油・酒:大さじ1、カレー粉:小さじ1、キングアガリクス100:1袋】
塩・こしょう 各少々
【作り方】
- ゴーヤは、縦半分に切り、スプーンでわたを取り除く。
- 5mm幅に切り、塩もみをして5分おく。
- 豆腐は水切りをし、適当な大きさにちぎる。
- 豚肉は、適当な大きさに切る。
- フライパンにゴマ油を熱し、豆腐を入れ両面に焼き色がつくまで焼き、一旦取り出す。
- (5)のフライパンを洗わず、豚肉を炒める。
- 豚肉に火が通ったら、ゴーヤを加え、ゴーヤがしんなりしたら、豆腐を戻し入れる。
- 溶き卵を全体に流し入れ、混ぜ合わせる。
- Aをかき混ぜたものを加え、塩、こしょうで味を調えて出来上がり♪
しばらく暑い日が続きますが、自分にできることから生活に取り入れ、
元気に残りの夏を楽しみたいですね♪
参考:小学館『食の医学館』、永岡書店『食材の栄養素を最大限に引き出す便利帖』
高橋書店『あたらしい栄養学』など
投稿者プロフィール
北原淳子
株式会社ケーエーナチュラルフーズ