薬膳教室で教わったこの時期に食べたい薬膳鍋
2018年1月18日
厳しい寒さが続いていますが、いかがお過ごしでしょうか?
12月のコラム【季節からみる薬膳の考え方~冬~】でお伝えしました。
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http://www.kingagaricus.com/post-5127/
この時期に適した簡単薬膳レシピを教えて頂きましたので、ご紹介いたします。
今回は材料の横に、薬膳的な代表する効果を記載いたしました。
野菜たっぷり元気きのこ鍋
【材料:4人】
鶏肉:300g 胃腸を温め冷えによる不調を改善
山芋:1本 元気を補い、胃腸を整える 滋養強壮
椎茸:5枚 元気を養い、消化器の働きを整える
えのき茸:1束 胃腸の働きを高め、老廃物の排出を促す
しめじ:1パック 肌を美しく保ち、ダイエットにも良い
ほうれん草:1束 全身の乾燥状態を改善する
大根:1/4本 呼吸器官と消化器官の働きを整える
キャベツ:1/8個 胃の不調を解消し、疲労回復に効果大
人参:1本 めまい、生理不順、目の疲れを改善する
生姜:1片 体を強力に温め、発汗作用がある。冬の風邪や冷えに効果大
ナツメ:4個 滋養強壮、老い知らずの体をつくる
クコの実:10粒 視力や肌の衰えを防ぐ
出汁用昆布:1枚 停滞している水分を尿として排出させる
【作り方】
- 鍋に水をたっぷり入れ、出汁用昆布をハサミで細かく刻み入れる。
- 鶏肉は一口大に切る。
- 山芋はたわしで皮をこすりきれいに洗い、短冊切り。
- 椎茸は石づきを切り落とし、削ぎ切りにする。
- えのき茸は石づきを切り落とし、手で細かくほぐす。
- しめじは石づきを落とし、手でほぐす。
- ほうれん草は、さっと下ゆでをする。(灰汁をぬく)
- 大根は気になるようであれば薄く皮をむき1cm幅のイチョウ切り。
- キャベツは適当な大きさに切る。
- 人参は気になるようであれば薄く皮をむき1cm幅のイチョウ切り。
- 生姜は皮をスプーンなどで削ぎ落とし千切り。
- 鍋にほうれん草以外の材料をきれいに並べ、火にかける。
- 出来上がったら、ほうれん草を加え出来上がり♪
- お好みで、七味唐辛子やゆず胡椒など入れても美味しいです♪
食材にはいろいろな働きがあります。
その働きを理解し、体調や季節に合わせた食材を選択して食べることはとても大切な事!
ここで紹介したお鍋は、寒い冬に食べたい身体があったまるレシピの一例にすぎません。
食事は体調を整えるための基本となります。
体調に合わせて食材を選び料理ができるようさらに勉強し、皆様にお伝えしたいと思います。
参考:学研:からだに役立つ「薬膳・漢方の食材便利帖」
実業之日本社「薬膳・漢方の食材帳」など
ケーエーナチュラルフーズ 北原