きのこ展に行ってきました(園内に生えていたきのこ)
2017年10月16日
執筆:元井章智
先週(10月8日)に国立科学博物館 筑波実験植物園で開催されていた『きのこ展(9月30日~10月9日)』に行ってきました。
私自身、先月開催された『国際薬用キノコ学会(詳しくはこちら)』に参加したり、普段から薬用キノコに関することを勉強しているので、【薬用キノコ】に関してはかなり詳しいかと思います。(自分で言うものもなんですが)
しかし、正直、一般的な【キノコ】に関してはあまり詳しくないです。
おそらく料理をする人の方が詳しいかもしれません。。。
そんな中、「キノコ検定(ブログ【菌の訓読み、知っていますか?】はこちら)」のことを知り、一般的なキノコにも興味を持つようになりました。
今回は、一般的なキノコについて、インターネット上でいろいろ見ているうちに『きのこ展』の情報をみつけ、好奇心+3連休(10月7日~9日)家で何もしないでいるよりは、、、と思い参加しました。
きのこ展について
会場:国立科学博物館 筑波実験植物園
開催期間:2017年9月30日~10月9日 9:00~16:30
講師の先生が園内に生えているキノコに関して説明してくれたり、実際にキノコに触れたり、嗅いだりすることができます。
実際に行ってきました
会場は、つくばエクスプレス【つくば】駅からバスで5~10分
10時過ぎに会場に到着しました
幸い、当日の10月8日は天気が良かったです
(会場入口)
さっそく、当日のイベントを確認すると以下のようなスケジュールです。
11:00~11:30 園内地衣類案内
13:00~13:30 園内きのこ案内
14:00~14:30 セミナー『菌類文学入門』
『地衣類』については、なんだかよく解りませんが、おそらくきのこに関係するものでしょう。
せっかくの機会なので参加することにして、それまでは常設展示コーナー『植物園のきのこの仲間』に向いました。
園内に生えているきのこ
行ってみると、林の中に小道が作られていて、看板と共にきのこが生えています
小道を歩いていると、いきなり出てきたカワラタケの看板
カワラタケは薬用キノコとしても有名で、カワラタケの成分から抗がん剤が作られた歴史があります。
一度は見てみたいと思っていたので、テンションが急に上がりました。
さらに進んでいくと、まとまって生えていました
拡大図↓
キノコをみて『美しい』と思ったのは初めてです。。。
思っていたよりも小さくて、2~3cmのものが多く、硬いと思ってましたが、けっこう柔らかかったです。
続いて『カワラタケ』と同じく薬用キノコとして有名な『スエヒロタケ』
大きさは1㎝程度です。
思ったよりも相当小さくて、見つけるのに苦労しました。
ごくまれにヒトの肺などに寄生して【スエヒロタケ感染症】を起こす一方、カワラタケと同じくスエヒロタケの成分から抗がん剤も作られています。
(ちなみにシイタケの成分からも抗がん剤が作られています)
続いて、なにやら注目スポットになってる『カニノツメ』
アップにしてみると
確かに『カニのツメ』にそっくりです。
後で参加した『きのこ案内』でも紹介されて、『かなり臭い』と言われていたので、嗅いでみると、、、
本当に臭かったです。。。(トイレ大の臭いです)
その他
『クロコブタケ』
『ヒイロタケ』
『スジオチバタケ』
かなり小さいので、見つけた時にはちょっとした喜びを感じられます。
これは、、、??
触った瞬間、予想以上に軽くて柔らかかったため、気持ち悪くて反射で手をひっこめました。
触った瞬間「うわっ!!」って声も出してしまったため、傍から見ていたら、キノコに過剰なリアクションをしている変質者ですね。。。
何か解りませんが、おそらくキノコだと思います。
他にも『チャウロコタケ』などを見て、そろそろ【地衣類案内】が始まる11:00なので、集合場所の多目的温室に向いました。
他目的温室の中に入ると、キノコ独特の香りと、湿気が充満しています。
おおっ!!
この所狭しと置かれた大量多品種のキノコ
残念ながら、すぐに【地衣類案内】が始まるとのことなので、後でじっくり見ることにしました。
【きのこ展】で参加したイベント
【地衣類案内】、【きのこ案内】、については次週10月23日
【きのこ展で紹介されていた主なキノコ】は10月30日のキノコブログでご紹介いたします。
投稿者プロフィール
元井章智
東栄新薬株式会社代表取締役社長
株式会社ケーエーナチュラルフーズ代表取締役社長
慶應義塾大学SFC研究所所員、東京薬科大学薬学部免疫学教室専攻
日本抗加齢医学会会員、NR(栄養情報担当者)・サプリメントアドバイザー