キングアガリクス100の飲む量について
2017年8月14日
執筆:元井章智
時々、お客様から
「キングアガリクス100を飲む量はどのようにして決めたの?何か根拠はあるの?」
といったご質問をいただくことがございます。
そこで本日は、どのようにしてキングアガリクス100を飲む目安が決められているのかを、取り扱いの経緯と併せてご説明いたします。
キングアガリクス100を飲む目安量
原産地ブラジルでの飲み方、食べ方
まず、キングアガリクスを含むアガリクス自体は、もともと原産地ブラジル サンパウロ郊外のピエダーテ地方で自生していたキノコです。
サンパウロ郊外のピエダーテ
地面から生えているアガリクス (写真はキングアガリクス)
現地ではキノコとして生えていたものを
一般的なキノコ料理(サラダや炒め物)として食べたり、乾燥させてキノコ茶として飲んでいました。
乾燥キノコとアガリクス茶
キングアガリクスの取り扱い開始時
キングアガリクスを扱い始めた時に、まずは1日の目安量を決めなければいけません。
キングアガリクスはブラジルで収穫後、スライスして乾燥し、乾燥キノコの状態で日本に空輸されます。そこで参考にしたのが、現地で乾燥キノコとしてどの程度の量を飲んでいるのかです。
現地では、乾燥キノコとして1日3~6g相当を飲んでいましたので、お茶としては1日6g、サプリメント・健康食品としては1日3gといった設定にいたしました。
(現在は、お茶製品は販売終了しています)
東京薬科大学で動物実験
その後、【製品として販売する以上、しっかりとした安全性、有用性に関する裏付け、根拠がないといけない】といったポリシーのもと、東京薬科大学で安全性、有用性に関する動物実験を行いました。
この研究結果は、2001年にキングアガリクスとしては初となる英文論文*として発表されています。
*Biol.pharm.Bull.24(7)820-828(2001)
順天堂大学医学部でヒト臨床試験
東京薬科大学での動物実験で安全性、有用性が確認されましたので、次のステップとして実際に人(ヒト)が飲まれても、安全性、有用性が確認できるかを試験しました。
その結果では、キングアガリクスの1日目安量は1日3gと確認され、多く飲んだ場合の安全性は1日9gまで確認されました。
この試験結果は補完代替医療の分野では権威ある学術誌、オックスフォード大学出版局『eCAM』*に2006年に掲載されています。
*Evid Based Complement Alternat Med. 2008 Jun;5(2):205-19.
この実際にヒトが飲まれた結果を元に、キングアガリクス100の1日目安量は1日3g(1袋1.5g × 1日2回)と設定し、多く飲まれる時には1日9g(6袋)までとご案内させて頂いております。
*その後、ヒト臨床試験を重ねた結果、1日0.9g~1.5gでも違いを実感される方がいらっしゃることが確認されています。
キングアガリクス100ペット用の目安量
その後、お客様からのご要望により、現在ではキングアガリクス100ペット用も販売されております。
体の小さい犬や猫の目安量を検討する際に参考にしたのが、さきほどの人(ヒト)が実際に飲んだ臨床試験です。
体重が50~60㎏くらいのヒトの場合で1日3g
この結果を元に、体重5~6㎏あたりで300㎎と設定しました。
ただ、1袋1.5g入っているものを300㎎ごとに計量するのは手間がかかりますし、アルミ袋を開封後何日もかけて与えるのは衛生的でもありません。そこで、手軽に与えられるよう1粒300㎎のタブレットタイプにし、衛生的なPTP包装にしました。
キングアガリクス100の1日目安量についてのまとめ
キングアガリクス100の1日目安量は、もともとは現地ブラジルでの飲用例を参考していましたが、実際にヒトに飲んで頂いた安全性、有用性に関する臨床試験結果に基づいて、1日3gと設定されています。
科学的な裏付けがあるキングアガリクス100を
皆さまのご健康にお役立ていただければ幸いです。
東栄新薬株式会社
株式会社ケーエーナチュラルフーズ
元井章智
PS. キノコ料理としてのアガリクスの味
アガリクスの学名は「アガリクス・ブラジリエンシス」。
実は、一般的にサラダやオムレツに入っているマッシュルームの学名も「アガリクス・ビスポラス」といって、アガリクスの仲間です。そのため生のアガリクスの味や匂いはマッシュルームに似ています。
私自身、現地でアガリクスとマッシュルームを一緒にBBQで食べたことがありますが、味は非常に似ていて美味しかったです。
BBQの写真
投稿者プロフィール
元井章智
東栄新薬株式会社代表取締役社長
株式会社ケーエーナチュラルフーズ代表取締役社長
慶應義塾大学SFC研究所所員、東京薬科大学薬学部免疫学教室専攻
日本抗加齢医学会会員、NR(栄養情報担当者)・サプリメントアドバイザー