自律神経が乱れがちな6月の健康法
2017年6月15日
以前、コラムでお伝えしましたが・・・
毎週金曜日 20:30から1時間、
会社の後にスポーツクラブのリラックスヨガのクラスに参加しています。
先週の内容をお届けします!
梅雨の時期は、なんとなくだるさを感じたりすることが・・・
人の体には、ストレスや環境の変化に対して、生体を安定した状態に保とうとする仕組み
恒常性維持機能が備わっています。
気温の変化に合わせて体温を調整するのもそのひとつです。
梅雨の時期は、雨の日は肌寒く、晴れの日は暑かったりと、
気温や湿度が大きく変化します。
その結果、体の恒常性維持機能が働かなくなり、体調が悪くなることがあります。
電車、職場などは冷房が入っていたりと温度調整も難しいので、自律神経も乱れます。
■自律神経を整える呼吸法
身体のコンディションを整えるには、日常の何気ない動作を見直すことが効果的です。
たとえば、「正しい姿勢」や「正しい歩き方」「呼吸」。
「呼吸の方法」を意識するだけで、毎日が大きく変わります。
体調不良を起こしやすい梅雨の時期は、呼吸を意識するだけで、
疲れやだるさをリセットできます。
「呼吸のチェック」からスタート
- 最もリラックスする姿勢をする。(座る、仰向けに寝た状態でもOK)
- 目をつむって、深呼吸をする。これを何度か繰り返します。
【チェック1】息を吸い込むと、どこが膨らんできますか?
- 首周り
- 肩周り
- 胸
- お腹
【チェック2】首から肩、胸やお腹、さらには背中が、呼吸に合わせてどう動いていますか?
- 肩や首に力が入っていませんか?
- 身体に力が入っていませんか?
- 呼吸に合わせて、胸やお腹が動いていますか?
× 肩や首に力が入った呼吸はやめましょう!
息を吸い込んだ時、首筋の筋肉が浮き出たり、肩がすくんだりしていませんか?
肩呼吸では、横隔膜が動かず、交感神経を刺激し、
心拍数や血圧の上昇、内臓の働きや免疫力の低下、
さらに、身体の冷えを引き起こします。
イライラしたり、不安感を招くのも交感神経の高ぶりから起こります。
「腹式呼吸」
肩周りは常にリラックスした状態を保ち、
吸い込んだ息でお腹の膨らみ 、アンダーバストのあたりが広がります。
この正しい呼吸ができていれば、吸い込んだ空気が身体中にいきわたり、
横隔膜が下がります。
このときの横隔膜の動きが、副交感神経を刺激します。
リラックスができたり、集中力のアップ、頭がスッキリしたりといった効果が現れます。
精神的なコントロールができます。
また、深い呼吸によって、細胞に酸素を送ることで、細胞の活動を活発化させます。
その結果、基礎代謝や免疫力を上げ、健康をもたらします。
朝晩の意識した「腹式呼吸」で元気になろう!!
決して難しくないので、意識して朝晩10回、出来る範囲でトライ!
鼻から4秒間で息を吸って、口から8秒間で息を吐き出します。
できるようになれば、息を吐きだす時も鼻からにします。
≪息の吸い方≫
- 鼻から、空気をお腹の奥底まで吸い込む。
- お腹が膨らみ、胸が自然と開く。※胸が上に持ち上がるのは間違い
≪息の吐き方≫
「ふぅ~」とため息をつくように口から、ゆっくり息を吐き出す。
- 肩・胸周りの力を抜く。
- 風船がしぼんでいくように、身体にある息を口からゆっくり吐き出す。
正しい呼吸ができていると、手足の先がしびれるように感じたり、
頭がフワフワした感じになることがあります。
それは、今まで酸素不足だった細胞が活動を始めた証拠。
身体が元気になっていきます。
呼吸の方法によって、自分を奮い立たせたり、集中させたり、
落ち着かせたりなど、精神や感情のコントロールができます。
毎日の呼吸を意識することで、健康な身体を手に入れることが出来るのです。
体調の崩しやすいこの季節に、ぜひ呼吸を見直してみませんか?
身体の脱力をするのは本当に難しいのですが、
何度かやってみると回を重ねることでリラックスできるようになりますよ!
ケーエーナチュラルフーズ 北原