季節の行事:お彼岸
2017年3月16日
2017年の春分の日は3月20日、
春の足音が聞こえてきましたが、なかなか暖かくなりませんね。
今回は、『お彼岸』についてお届けします♪
お彼岸っていつ??
春分と秋分は太陽が真東から昇って真西に沈み、
昼と夜の長さがほぼ同じになる日で、彼岸には春彼岸と秋彼岸があります。
それぞれ、春分の日(3月21日頃)、秋分の日(9月23日頃)を中日として、
その前後の3日を合わせた7日間を彼岸といいます。
なぜ??「暑さ寒さも彼岸まで」というの???
春分は春(立春~立夏の前日)の折り返し地点
⇒春分以降、昼が長くなってゆく⇒寒さが和らぎ暖かくなる
秋分は秋(立秋~立冬の前日)の折り返し地点
⇒秋分以降、昼が短くなってゆく⇒暑さが和らぎ涼しくなる
迷い・悩み・煩悩に惑わされている人間が、悟りの世界と通じるときでもあります。
自然に寄り添う暮らしの中で、暑さ寒さやそれに伴う様々なつらさも、
彼岸のころには和らいで楽になるよ……「暑さ寒さも彼岸まで」には、
気候に対するものだけでなく、励ましの意もあったそうです。
お彼岸と言えば…『ぼたもち』 or 『おはぎ』
お彼岸といえば、お供えものの定番「ぼたもち」「おはぎ」。
もち米とうるち米を混ぜて炊き、適度につぶして丸めたものを小豆あんで包んだ和菓子です。
おもちは五穀豊穣、小豆は魔除けに通じることもあり、日本の行事に欠かせないもの。
また、今と違って昔は甘いものが貴重だったため、
大切なお客様、お祝いなどでふるまわれ、法要の際にも必ずお供えしていました。
【本当の違いは?】
春:『ぼたもち』・・ 春に咲く大きくて丸い牡丹の花にちなみ ⇒ 大きくて丸い形
秋:『お は ぎ』・・ 秋に咲く小さくてやや細長い萩の花にちなみ ⇒ 小ぶりで俵の形
【あんの違い】
材料となる小豆は秋に収穫されるので……
とれたての小豆が使える秋は・・ ⇒ 皮ごと使った粒あん ⇒ 『おはぎ』
冬を越した春は小豆の皮が固いので・・ ⇒ 皮を取ってこしあん ⇒ 『ぼたもち』
私は小さい頃、おばあちゃんといっしょに
子供サイズの一口サイズのぼたもちをたくさん作って楽しんでいたことを
この季節になると思いだします。
よーく思いだすと、春にはこしあん、秋には粒あんとおばあちゃんがこだわっていたのは、
ちゃんと意味があったのですね。
今ではほとんど食べることもなくなってしまいましたが、
今年は作ってみようかな・・・
ケーエーナチュラルフーズ 北原