2015年12月10日
執筆:元井章智
以前、日本動物愛護協会に入会したことはご紹介いたしましたが
そのご縁で、11月28日に日本動物愛護協会主催のミュージカルに参加して来ました。
会の主役はNPO法人 みゅーまる さんで、
前半1時間がコンサート、後半がミュージカルという構成です。
みゅーまるさんの名前は Music + Animal からとったそうで
動物たちとの施設訪問、音楽劇やミュージカルの創作と上演、
学校や幼稚園でのミニコンサートや音楽劇を通して
命の大切さを伝えるといった活動を行っているNPO法人です。
当日は思わぬアクシデントに見舞われ
40分ほど遅刻してコンサートの途中から参加となりましたが、
メインのミュージカルには何とか間に合いました。
普段の生活ではミュージカルを見る機会がほとんどなく
「我ながら、ちょっと場違いかなー」
なんて初めは思っていましたが
引き込まれるように見てしまい、あっという間に30分が経ちました。
ミュージカルは【ぼくの声 聞こえる?】というタイトルで、
子犬の頃、ある家庭に引き取られたワンちゃんが主人公。
はじめはかわいがってもらえるけど、
最後は家庭の都合で【殺処分】にされてしまうという内容で、
【命の大切さ】をテーマにした重たい内容です。
いままで、考えたことがあまりなかったのですが、
ミュージカルで取り上げられた【ペットの殺処分】についてちょっと調べてみました。
環境省の発表した統計結果(平成25年度)
( https://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/2_data/statistics/dog-cat.html )
を見ると、飼い主さんなどからの引き取り・捕獲による
犬の殺処分件数は、28,570
猫の殺処分件数は、99,671
併せて、128,241。
。。。
1日400件近くになります。
絶句してしまいました。
さらに、驚いたのがこれでも大幅に減っているようです。
平成16年(左)と平成25年(右)を比較すると、
犬 155,870 → 28,570
猫 238,929 → 99,671
合計 394,799 → 128,241
この数字、どう思いますか?
今回、ペット用の製品を発売し始めたご縁から
ミュージカルに参加させて頂き
初めて、【この問題】について深く考えるようになりました。
投稿者プロフィール
元井章智
東栄新薬株式会社代表取締役社長
株式会社ケーエーナチュラルフーズ代表取締役社長
慶應義塾大学SFC研究所所員、東京薬科大学薬学部免疫学教室専攻
日本抗加齢医学会会員、NR(栄養情報担当者)・サプリメントアドバイザー
PS. 微力ながら今後とも日本動物愛護協会の活動をサポートしていきたいと思います。