2015年12月14日
執筆:元井章智
今日からちょうど1か月前の先月11月14日、
この日は「いい歳=1114」ということで
「アンチエイジング(抗加齢)の日」だそうです。
この「アンチエイジング」の日にちなんで発売されたのが
「日本抗加齢協会*」監修の「機能性表示食品データブック」です。
*「日本抗加齢協会」について
抗加齢および人々の健康と生きがいの増進に関する普及・啓発を目的とするNPO法人で、
「日本抗加齢医学会**」の姉妹団体です。
**「日本抗加齢医学会」
医師などの医療関係者が多く(7,000名以上)所属する学会
通常、医療関係者の学会は専門分野別に分かれています
(例:日本糖尿病学会、日本外科学会、日本脳神経外科学会などタテ割りのイメージ)
それに対して、日本抗加齢医学会は
様々な分野の専門家が横断的に集まっている学会で
現在、最も注目され、活気のある学会の一つです。
(私もこの学会の会員で、毎年、総会に参加しています)
機能性表示食品データブック
この「機能性表示食品データブック」には
サプリメントに使用される原料として、
しっかりとした研究開発を行い安全性と有効性が確認されているかを
医師、歯科医師が専門家の視点でチェックを行い
しっかりとした評価を受けた原料のみが掲載されています。
今回、掲載されたサプリメントの原料は分野別に以下となっており、
合計で25の原料が掲載されました。
感覚器領域(目や鼻など) : 2原料(ルテイン、ピローサ由来カフェ酸)
歯科領域 : 1 (マルチトース)
循環器領域 : 3 (ケルセチン、L-アルギニンなど)
消化器・免疫領域 : 2 (アガリクスKA21株由来β-グルカン=キングアガリクス、ラクチュロース)
整形外科・スポーツ領域 : 2 (カルシウム、L-ロイシン)
代謝・内分泌領域 : 5 (コーヒー由来クロロゲン酸、サラシア由来サラシノールなど)
男性医療領域 : 1 (ノコギリヤシ果実由来脂肪酸)
脳神経領域 : 5 (カフェイン、ヤマブシタケ由来ヘリセノンなど)
皮膚科領域 : 3 (サケ鼻軟骨由来プロテオグリカン、大豆由来イソフラボンなど)
女性医療領域 : 1 (大豆由来イソフラボン)
*「●●由来」とは「●●に含まれる」や「●●から抽出した」という意味です。
今後は、データブックに掲載されている原料を使用した製品には
「抗加齢協会推奨マーク」制度の導入も予定されています。
最近ではインターネットをはじめ情報が多すぎて、
しっかりとしたサプリメントを選びにくくなっています。
今後は
医師、歯科医師が安全性・有効性を評価したサプリメントとして
「推奨マーク」の導入が予定されています
投稿者プロフィール
元井章智
東栄新薬株式会社代表取締役社長
株式会社ケーエーナチュラルフーズ代表取締役社長
慶應義塾大学SFC研究所所員、東京薬科大学薬学部免疫学教室専攻
日本抗加齢医学会会員、NR(栄養情報担当者)・サプリメントアドバイザー
PS.
抗加齢協会が科学性を認めた原料として
キングアガリクスもデータブックに掲載されました