ぐっすり眠れていますか?~睡眠の大切さ~

2018年3月12日

睡眠

ヒトは眠らないと生きてはいけない生き物です。しかし、24時間社会となり、慌ただしさやストレスを感じることが多い現代人の中には、睡眠不足を訴える人が増えています。

今週、来週(3月19日)のコラムは睡眠にスポットを当て、私たちにとっていかに重要なものかを改めて考えてみましょう。そして、睡眠不足が心身に及ぼす影響をまとめるとともに、良い睡眠を得るためにはどうしたらよいかを探ってみます。

人生の三分の一を占めるとされる睡眠――身も心も豊かな人生の基盤として、快適な睡眠を自分のものにしたいですね。

睡眠の大切さ

成長ホルモンの分泌など重要な役割を担う睡眠

ヒトはしっかり眠ることで、脳や身体の疲労物質が取り除かれ、心身ともにリフレッシュすることができます。そうした睡眠の役割を下の図にまとめていますので、確認しましょう。

睡眠

図にもあるように、睡眠中は成長ホルモンが多く分泌されます。昔から「寝る子は育つ」と言われてきたのもうなずけますね。大人になっても成長ホルモンは、健康を保ち、若さを維持するために必要不可欠の重要なものです。

睡眠不足が心身に及ぼす悪影響は深刻です

睡眠はさまざまな役割を担っているため、睡眠が十分でないと、心身に深刻な多くの悪影響を及ぼすことは言うまでもありません。

睡眠2

睡眠不足が続くとその状態に慣れて眠気を感じにくくなったり、徹夜の後には逆に気持ちが高ぶったりすることがありますが、脳自体は確実に疲労を蓄積しています。そのため、普段はしないようなミスをしたり事故を起こしたりしがちです。

また、睡眠不足で過ごしていると痩せるイメージがありますが、食欲を抑えるホルモンが減り、逆に食欲を増進するホルモンが増え、太りやすくなることが明らかになっています。

ご存じですか? 怖い「睡眠負債」

最近、NHKスペシャルでも放映されて注目の「睡眠負債」。スタンフォード大学の研究者により提唱された言葉で、「日々の睡眠不足が借金のように積み重なり、心身に悪影響を及ぼす恐れのある状態」のことを言います。これを自覚できずに負債を重ねている人が多いそうです。

負債を返上するには、不足している睡眠時間を増やなくてはなりません。しかし、「寝だめ」をするのは日常の生活リズムを崩すことになり、逆効果となる場合があります。根本的な解決を図るためには、睡眠の質を高め、良い睡眠を十分にとる工夫が必要ですね。

次週(3月19日)のコラムでは、睡眠の質を高めるにはどうすればいいか?をご紹介いたします。

執筆者プロフィール

社長

元井章智

東栄新薬株式会社代表取締役社長

株式会社ケーエーナチュラルフーズ代表取締役社長

慶應義塾大学SFC研究所所員、東京薬科大学薬学部免疫学教室専攻
日本抗加齢医学会会員、NR(栄養情報担当者)・サプリメントアドバイザー