中医養生でおすすめの食材

2017年11月13日

食材

先週のコラムでは

1.中医養生の考え方である「食養生と治未病」

2.中医学の基本概念「気・血・水」

についてご紹介いたしました

(先週のコラム→ 【ガンの予防と養生」中医学セミナーに参加しました )

今週は、気・血・水を補い、巡らせるためにオススメの食材を

それぞれのタイプ別にご紹介いたします

気・血が不足=気血両虚(きけつりょうきょ)

胸が苦しい

代表的な症状

疲れやすい、無力感、めまい、立ちくらみ、風邪を引きやすい、動悸、息切れ、冷え症、食欲減退、下痢軟便、夜間頻尿、皮膚の乾燥感、舌の色が淡いなど

気血両虚タイプにオススメの食材

キノコ

イモ類:長芋、大和イモ、じゃがいも、サツマイモなど

豆類:大豆、ソラマメ、枝豆、グリーンピースなど

キノコ類:しいたけ、マイタケ、えのきたけ、しめじ、エリンギなど

辛味野菜:にんにく、ラッキョウ、ネギ、ショウガなど

緑黄色野菜:かぼちゃ、ニンジン、パプリカ、アスパラガスなど

長芋は【山薬(さんやく)】として、漢方で良く使われます

また、キノコ類の代表的な漢方は【霊芝(レイシ)】

毎日、何らかのキノコを食べることがおすすめです。

水(陰液)が不足=陰虚(いんきょ)

のぼぜ

代表的な症状

痩せ型、微熱が出やすい、のぼせ、ほてり、空ぜき、便秘、口が渇く、寝汗を良くかく、熟睡できない、舌の色が赤いなど

陰虚タイプにオススメの食材

キュウリ

夏野菜:キュウリ、トマト、スイカなど

白っぽい食材:レンコン、ユリ根、豆乳、牛乳、白キクラゲ、梨、松の実、白ゴマなど

その他:豚肉、すっぽん、アワビ、レモン、メロン、ブドウ、緑茶など

夏野菜は水分があり、体を潤す作用があります

レンコンは「から咳」にオススメで、ユリ根は中国では、体内の水分が失われる真夏に良く食べられているそうです。

気・血の巡りが悪い=気滞血瘀(きたいけつお)

イライラ

代表的な症状

イライラ感、怒りっぽい、不安、憂うつ、頭痛、肩こり、のどの不快感、動悸、不整脈、ゲップが出やすい、下痢を便秘を繰り返す、顔や唇の色が暗い、舌の両側が赤い、舌の裏の静脈が張っているなど

*中医学では、のどが詰まった感じを「梅核気(ばいかくき)」梅の種がのどにひっかかった感じと表現したりします

気滞血瘀タイプにオススメの食材

青魚

香味野菜:せり、セロリ、春菊、三つ葉、みょうが、大場、パセリなど

辛味野菜:玉ねぎ、ニンニク、ニンニクの芽、ニラ、ラッキョウ、エシャロットなど

青魚:いわし、サバ、サンマ、アジなど

ハーブ類:ミント、ローズ、菊花、ラベンダー、カモミール、ウコンなど

気滞血瘀タイプは、免疫力が下がって、がんになりやすい

青魚にはEPA、DHAといったコレステロール値を下げ血液をサラサラにしてくれる良い脂が多く含まれ、乳がん、大腸がん、前立腺がんなどの抑制効果もあるとのこと

また、その他に柑橘類(グレープフルーツ、オレンジ)にもストレス発散、免疫力増強作用があるとのことです。

水の巡りが悪い=痰湿(たんしつ)

浮腫み

代表的な症状

水太り、むくみ、肌が油っぽい、にきびや吹き出物ができやすい、頭と体が重だるい、吐き気やめまい、下痢、軟便、体脂肪率が高い、血中のコレステロール、中性脂肪が高い、舌にべとべとした厚い苔がみられるなど

痰湿タイプにオススメの食材

ゴボウ

雑穀類:ハト麦、そば、あわなど

根菜類:大根、ニンジン、ゴボウ、カブなど

瓜類:キュウリ、冬瓜、スイカなど

その他:ウーロン茶、プーアル茶、はと麦茶、緑豆、もやし、白菜など

根菜類には食物繊維が豊富で、体にたまった脂を出してくれる

また、海藻類(コンブ、ワカメ)などもオススメだそうです。

食養生の注意点

和食

あてはまる食材に極端に偏った食材を選ぶのではなく、あくまで「積極的に」摂るように心がけ、その他の食材もバランスよく摂った方がよい。

なるべく1日30種類の食材を摂るように心がけましょう

講演を聞いて

現在、私は、東京薬科大学の中医学セミナーに通っていますが

中医学の診断治療に活用する【漢方、生薬】の効果が

なかなか覚えられず、けっこう苦労しています

今回は

水の巡りが悪い痰湿タイプ(血中のコレステロール、中性脂肪が高い)に

食物繊維が豊富で、体にたまった脂を出してくれる根菜類がオススメなど

具体的な食材の紹介があったので非常に解りやすかったです

また、中医学の基本概念である

【体に足りないものを補う】だけではなく

【補ったものをしっかりと、体内に巡らせる】

といった考え方も、より身近に感じることができました。

次回のコラムでは、同じセミナー*で紹介されていた

【がんを予防するための8つの習慣】についてご紹介いたします。

東栄新薬株式会社

株式会社ケーエーナチュラルフーズ

元井章智

*今回のコラムは

高橋楊子(中国名 楊敏)先生の【中医養生の考え方】の講演内容をご紹介しています

PS.

昨年、私がアメリカ自然療法医学会に参加して得た情報を

ハンドブック【アメリカでがん治療に推奨されている食事とサプリメント】

としてまとめました。

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