夏の発汗とミネラル不足の関係

2017年8月21日

汗

例年、7月・8月になると30℃以上の本当に暑い日が続いて、【熱中症】に関する話題や、最高気温が37℃などといったニュースを良く見るようになりましたね。

(関東地方などはお盆休み中、雨も降って30℃に届かない日も多く、なんだか『いつもの夏』とは違った雰囲気ですが。。。)

今回のコラムでは、夏場の暑い日に注意をしたい【夏の発汗とミネラル不足の関係】についてご紹介いたします。

夏の発汗とミネラル不足の関係

夏

猛暑の夏、ちょっと外出しただけで汗が噴き出してきますよね。私たちの身体は水分と熱を一緒に排出し、高くなった体温を下げようとします。ところが、汗の成分は水分だけではありません。ナトリウム(塩分)のほか、カリウム、マグネシウム、カルシウム、鉄などのミネラルが含まれています。

以下、汗と一緒に失われがちなミネラルについて、不足すると起こる症状、ミネラル不足を補うための食品をご紹介します。

カリウム

カリウム
カリウムが不足すると、、、

●筋力が低下し、知覚の鈍化、筋肉痛やけいれんを起こしやすくなります。

●疲れやすくなり、食欲も落ちてきます。

●余分なナトリウムの排出が悪くなり、高血圧の原因にもなります。

(*腎機能が低下している場合にはカリウム摂取の制限がある場合があります)

カリウムを多く含む食品

バナナやメロンなどの果物類、サトイモやサツマイモなどのイモ類、豆類、海藻、野菜など

カリウム

マグネシウム

MG
マグネシウムが不足すると、、、

●筋肉のふるえ、硬直、皮膚や筋肉などへのカルシウムの沈着のほか、神経過敏症や抑うつ症など症状が現れます。

●血圧上昇や不整脈をはじめ、動脈硬化や心筋梗塞などの危険性が高まります。

マグネシウムを多く含む食品

アーモンドなどの種実類、玄米などの未精製の穀類、葉野菜、魚介、海藻、大豆製品など

マグネシウム

カルシウム

Ca
カルシウムが不足すると、、、

●骨や歯がモロくなり、骨粗しょう症やくる病を発症。子供は発育不良になります。

●不足状態が続くと、骨から血液中へカルシウムが溶け出してたまり、高血圧や動脈硬化の原因にあることがあります。

カルシウムを多く含む食品

イワシやシシャモなどの小魚、牛乳・乳製品、大豆・大豆製品、海藻、緑黄色野菜など

*カルシウムの吸収にはビタミンDが必要です。

カルシウム

鉄分

Fe

鉄分が不足すると、、、

●貧血を発症。血液が酸素を十分に運ぶことができず体が酸素不足になり、息がきれる、顔色が悪い、体が重い、疲れやすい、頭が痛い、食欲不振などの不調が起きます。

●乳児は発育が遅れます。

鉄分を多く含む食品

レバーなどの肉類、アサリなどの魚介類、ヒジキなどの海藻類、緑黄色野菜、大豆など

鉄

ナトリウム

ナトリウムは摂りすぎに注意!

ナトリウムは食塩に含まれる成分の一部で、日本人は摂取不足よりも過剰摂取が心配されています。ナトリウムの摂りすぎは高血圧を招き、動脈硬化や胃がんなどの原因にもなるので注意しましょう。

ナトリウムを多く含む食品

しょうゆ、みそ、塩などの調味料、ハムや即席めんなどの加工食品、野菜の漬物など

*過剰摂取に注意しましょう

ナトリウム

夏場は意識的にミネラルを摂りましょう

ナトリウム(塩分)は摂りすぎが心配されるほどの栄養素ですので、普通の食事をしていれば特に心配ありません。しかし、その他のミネラルは、汗をかいて失った分を食事でしっかりと補給できないと徐々に減っていき、慢性的に足りない状態が続くと様々な体の不調となって現れてきます。夏場は意識的にミネラルを摂るように心がけて下さい。

東栄新薬株式会社

株式会社ケーエーナチュラルフーズ

元井章智