アミノ酸を多く含む食事

2016年11月21日

食事

執筆:元井章智

先週は【アミノ酸とは?】【アミノ酸の役割】

についてご紹介いたしました。

先週の記事はコチラ

成長促進作用や、疲労回復、リラックスや快眠効果、

美肌、美髪効果、肝機能、免疫力の向上など

私たちの健康に大きく関わっているアミノ酸

本日は【アミノ酸を多く含む食事】についてご紹介いたします

アミノ酸を多く含む食事

タンパク質の成分であるアミノ酸は、肉・魚はもちろんのこと野菜・穀物などを含め、代表的な食品の全てに含まれていると言うことができます。ビタミンなど他の栄養素も考えて、偏食せずにバランスの良い食事をすれば、知らず知らずのうちに必要なアミノ酸を摂取することになります。図は、特にアミノ酸を多く含むものです。

肉類

タンパク質

牛肉、豚肉、鶏肉などの肉類はアミノ酸を含有。しかし、同様に脂質を多く含むため、食べ過ぎによる生活習慣病にならないよう注意が必要です

魚介類

魚介類

肉に匹敵するアミノ酸を含有。同時に多くのミネラルや、上質な脂質を含むという利点も兼ね備えています

卵

アミノ酸を理想的なバランスで、豊富に含む良質の栄養源。さらに亜鉛や鉄分などのミネラルも豊富です

乳製品

乳製品

牛乳やチーズなどの乳製品には、アミノ酸が多く含まれていますが、日本人には牛脂肪を消化しきれない体質の人も少なくないので注意が必要です

豆類

大豆

豆類全般にわたりアミノ酸が多く含まれていますが、特に大豆は「畑の肉」と言われ、豊富にアミノ酸を含有。豆腐や味噌、納豆などの悪口食品も同様です

アミノ酸バランスに優れた和食

和食

和食には、アミノ酸のバランスが上手に配合されていると言われています。例えば、主食のお米には必須アミノ酸のリジンが不足しがちですが、刺身など魚類や、納豆など豆類には多く含まれています。一方、必須アミノ酸メチオニンは、豆類にはあまり含まれていませんが、魚類はもちろんお米にも多く含まれています。

このようにご飯を主食にした伝統的な和食によって、自然とバランスの取れたアミノ酸の摂取ができます。

また、豆腐の原料の大豆は「畑の肉」とも呼ばれ、長い間、日本人の健康を支えてきた食材です。上記のように、必須アミノ酸のメチオニンが少なく、肉や魚よりもアミノ酸含有比率は落ちますが、冷奴や湯豆腐にして鰹節を共に食することで不足気味のメチオニンが補われます。

栄養学など知らなかった先人たちが築き上げた和の食文化、食べ続けてきた伝統食――その奥深さが感じられますね

株式会社ケーエーナチュラルフーズ

元井章智

PS. アミノ酸と「美味しさ」の関係について

トマト

アミノ酸は食べ物の味にも大きく関係しています。例えば、トマト。緑よりも赤く熟れたほうが美味しいのは何故でしょう。実は、トマトの味は主に2つのアミノ酸(グルタミン酸、アスパラギン酸)と有機酸と糖でできており、赤く熟してくると糖分とともにアミノ酸が増えてくるからです。

20種類のアミノ酸にはそれぞれの味があり、単体で口にして美味しいと言えるものではありません。しかし、例えば、グリシンやアラニンには甘味が、バリンやロイシンには苦みが、そしてアスパラギン酸やグルタミン酸には酸味と旨味があり、アミノ酸の組み合わせや含まれている量は、食べ物の味を決める重要な要素になっています。

投稿者プロフィール

社長

元井章智

東栄新薬株式会社代表取締役社長

株式会社ケーエーナチュラルフーズ代表取締役社長

慶應義塾大学SFC研究所所員、東京薬科大学薬学部免疫学教室専攻
日本抗加齢医学会会員、NR(栄養情報担当者)・サプリメントアドバイザー