患者と家族を「知る」ことの重要性

2016年1月18日

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執筆:元井章智

アメリカのがん統合医療に関する協会

統合腫瘍協会国際会議(SIO)のメイン会場で

【患者と家族を「知る」ことの重要性】といった講演がありました。

講演自体は短かったですが、

非常に注目を浴びていましたのでその内容をご紹介します

【患者と家族を「知る」ことの重要性】

Jacqueline G. Somerville(ジャクリーン ソマービル)博士

ブリガム アンド ウィメンズ ホスピタル 主任看護師

2015年11月14~16日

第13回統合腫瘍学会国際会議(SIO)(ボストン)

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(講演の様子)

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看護師として医療従事者を患者との関係に癒しの力があることを経験している

最近のヘルスケア環境において、医療従事者にとって患者を「知ること」の重要性は過小評価され、リスクに直面している

医療はどのような治療をするのかに焦点が合わされ、医療従事者にとっては患者と家族に対応する時間はほとんどないということがよくある

医療従事者が患者のことを意識的に「知ろう」としないと、医療は機械的で冷たく、非個人的なものとなってしまう

個人的に患者と家族を「知る」ということは、自他との結びつき、相互関係、受け入れといったことを促し、機械的に接することが減っていくようになる

講演を聞いて

日本でもよく医師が、患者さん本人ではなく、数値や画像のあるパソコンの画面ばかりを見ていて、患者さんとの信頼関係が築けないといったことが言われます

以前、MR(医療情報担当者)として製薬会社で働いていた時にも、「診察中、この先生はパソコンの画面ばっかり見ているんだろうな、、、」といった先生が時々いましたし、自分が患者として病院に行った時にも、実際にそのような先生に診られたことがあります

(一般開業医ではそのようなクリニックは、患者さんが少なくていつも空いていて、大病院では、先生が患者さんとのトラブルを抱えていることが多かったと思います)

「患者と家族を知ること」が重要だということは、

ごくあたりまえのことだと思いますが、

統合医療に関する学会のメイン会場で発表されていることを考えると

海外の医療現場でも、その重要性が強く認識されていることを実感しました。

投稿者プロフィール

社長

元井章智

東栄新薬株式会社代表取締役社長

株式会社ケーエーナチュラルフーズ代表取締役社長

慶應義塾大学SFC研究所所員、東京薬科大学薬学部免疫学教室専攻
日本抗加齢医学会会員、NR(栄養情報担当者)・サプリメントアドバイザー