がんと生活習慣の関連性

2016年9月5日

生活習慣

7月に参加したアメリカの自然療法医の学会で

【がんに対する自然療法】

といった講演がありました。

講演の中では

【ストレスとがん】、【コーヒーとがん】など

【生活習慣が、がんに対してどのような影響を与えるか】

を検討したさまざま研究結果が紹介されています。

今回は【生活習慣とがんの関連性】

来週(9月12日)は【食生活とがんの関連性】の

2回に分けてご紹介します

日常生活を見直すうえでのご参考にして頂ければ幸いです。

がんと生活習慣の関連性

分かれ道

がんをコントロールするためには

生活習慣を改善して、統合医療を積極的に取り入れるべき

健康的なライフスタイルを通して

患者を勇気づけることが最も効果的

以下は生活習慣が、がんにどのような影響を与えるかを検討したデータ

ストレスとがん

ストレス

疲れ、睡眠不足、不安などによって

ストレスホルモンであるコルチゾールの分泌バランスが崩れ

常にコルチゾールが分泌されている状態になってしまう

(通常は夜に分泌される)

がん患者は身体的、感情的な要因によって

ストレス反応が過敏になっており、

コルチゾールの分泌が異常になっている

コルチゾールとがんとの関連性を検討し

以下のような結果が出ている。

1)

70%もの進行乳がん患者では

コルチゾールの分泌レベルが常に高い状態で、

コルチゾールによる免疫力の低下が

ガンを進行させてしまっている可能性がある。

2)

転移のある乳がん患者で

コルチゾールの分泌異常が見られる場合は、

死亡する時期が早くなっている。

3)

コルチゾールの分泌異常は、

生存期間を減少させ腫瘍周辺の炎症を増加させた

がんをコントロールするためにも

ストレスにうまく対処する必要がある

運動とがん

ジョギング

運動は様々なガンに関する数値を減少させ、

特に乳がん、大腸がんの死亡率を減少させた

運動はインスリンレベル、炎症、そして免疫にも影響している可能性がある

運動は乳がんの生存率を増加させ、その他のガンの再発も減少させた

睡眠とがん

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がん患者における不眠症は痛み、疲れ、うつ、不安によって引き起こされるかもしれない

44%は睡眠障害を抱えている

メラトニンは睡眠障害を改善するため

サプリメントとして摂ることが推奨される

(日本では発売されていません)

メラトニン1日20mgの投与によって、

睡眠障害の完全もしくは部分的な改善が認められ、

1年生存率も改善、放射線療法による副作用や疲労感も軽減された

(メラトニンは夜に服用するべき)

メラトニンはがん患者の睡眠障害と気分障害を改善する

がん患者にとって睡眠障害と気分障害は頻繁に発生し

深刻な状態に陥ることがあるため、特に管理を必要とする

メラトニンは乳がん患者において

手術後3ヶ月間のうつのリスクを大幅に軽減した

講演を聞いて

アメリカではがん患者さんのストレスをコントロールするために

ヨガ、マインドフルネス(瞑想)、気功をはじめ

音楽療法、マッサージなどを積極的に取り入れています。

日本でも、ストレス管理法としてマインドフルネスが

NHKで取り上げられるようになり

今後、徐々に広まっていくことが期待されます。

また、運動に関しては学会期間中を通して

多くの講演で推奨されていました。

まずはウォーキングなど徐々に体を動かすことから初めていきましょう

株式会社ケーエーナチュラルフーズ

元井章智

PS.

今回のコラムは

Dr. Tina Kaczor(ティナ カクゾール)自然療法医

Dr. Lise Alschuler(リゼ アルシュラー)自然療法医

の講演【Naturopathic Oncology=がんに対する自然療法】の中から

【生活習慣とがん】に関する内容をまとめてご紹介しました。

講演の様子

(講演の様子=全般的にカジュアルな雰囲気の学会です)

【クルクミンとがん】、【炭水化物とがん】、【空腹時間とがんの関係】など

【食生活とがん】に関するトピックは来週(9月12日)にご紹介いたします。

注)今回ご紹介した内容は、海外での学会発表内容のご紹介です

個別の症状の予防、改善を保証するものではなく

あくまで参考程度にとどめて頂き

疾病の診断治療は専門医の指導のもと行ってください