アガリクスとはどのようなキノコですか?

アガリクスとはどのようなキノコですか?

アガリクスの写真

アガリクスは一般的な病院、クリニックで行われている治療をサポートする補完代替療法の分野で、多くの支持を受けているキノコの1種です。南米ブラジルのサンパウロ郊外、ピエダーテ地方に自生していたキノコで、現地では「幻のキノコ」、「神のキノコ」、「太陽のキノコ」と呼ばれていました。

ブラジルの地図

ブラジルの地図

ピエダーテ

サンパウロ郊外のピエダーテ

1970年前後に日本での人工的なハウス栽培が開始。その後の研究により、アガリクスに様々な有用性が確認されたことから、1990年代中ごろから一般的な病院、クリニックで行われている保険診療(主に西洋医学)をサポートする補完代替療法の分野で多くの方々に利用されるようになりました。

厚生労働省の行った調査では、補完代替療法として利用されている健康食品、サプリメントの中では、アガリクスが60%以上と最も多くの支持を受けているといった結果となりました。

補完代替療法

補完代替療法の分野で最も多くの支持を受けているアガリクス

アガリクスの学名

担子菌(いわゆる「キノコ」として知られている生物のグループ)ハラタケ目Agaricales、ハラタケ科 Agaricaceae、ハラタケ族 Agaricusの学名(目・科・属名)をカタカナ表記したものです。ハラタケ属は現在約30種類ほどあり、それらはすべて、学名が「アガリクス」ではじまっています。身近な例を挙げれば、サラダやシチューなどに使われるマッシュルームも学名を「アガリクス・ビスポラス(Agaricus bisporus)」といい、ハラタケ属のキノコです。

アガリクス ビスポラス

補完代替療法の分野で多くの方に利用されている「アガリクス」は、和名をハラタケ科ヒメマツタケ(俗名:カワリハラタケ)、学名を「アガリクス・ブラゼイ・ムリル(Agaricus blazei Murill)という種類に限定されます。カワリハラタケと呼ばれるものは米国など他国にもありますが、アガリクス・ブラゼイ・ムリルはブラジルを原産国としています。

なお、国際的なキノコに関する学会=国際薬用キノコ学会では、学名を「アガリクス・ブラジリエンシス(Agaricus brasiliensis)」にすべきではないかという提言もあり、現在は「アガリクス・ブラゼイ・ムリル」と「アガリクス・ブラジリエンシス」、また最新の名称として「アガリクス・サブルフェセンス(Agaricus subrufescens)」も使われています。

アガリクスの違い

国立健康・栄養研究所のデータベース【「健康食品」の安全性・有効性情報】では、アガリクスは「菌株、栽培条件、産地により、その特性や含有成分が異なる」と明記され、厚生労働省からも「原材料や製品でかなり品質に差異がある」と注意喚起されています。

アガリクスの栽培方法

天然のアガリクスは収穫が困難とされ、現在、サプリメント・健康食品の原料として使用されるアガリクスのほとんどは、【ハウス栽培】もしくは【タンク培養】されたものです。天然のアガリクスに最も近いとされる【自然露地栽培アガリクス】は栽培が非常に難しく、原産地ブラジルのごく限られたエリアで行われているのみで、市場にはあまり出回っていません。

アガリクスの栽培方法
自然露地栽培

アガリクスの写真

栽培方法が非常に難しい ブラジルの大自然の中、太陽の下で栽培

ハウス栽培

ハウス栽培アガリクス

一般的な栽培方法 暗所で人工的に栽培

タンク培養

タンク培養

キノコの根っこの部分(菌糸体)をタンクで培養

アガリクスの栽培方法による違い

アガリクスは栽培方法(自然露地栽培、ハウス栽培、タンク培養)によって、サイズなどの見た目や、有効成分であるβ-グルカンやビタミンDなどの含有量が異なります。

サイズの違い

キノコのサイズ

左:ハウス栽培  右:自然露地栽培

β-グルカン

自然露地栽培アガリクスのβ-グルカン含有量はハウス栽培アガリクスの約1.5倍

ビタミンD

自然露地栽培アガリクスは世界的に注目を集めているビタミンD を多く含みます。

アガリクスの産地

アガリクスは高麗人参のように地中の栄養素を吸収して育つため、産地(ブラジル、日本、中国など)の土壌の影響を大きく受けます。

アガリクスの代表的な産地

○原産地ブラジル産

ブラジル

ミネラル、栄養素が豊富なアガリクスが育ちます

○日本産

日本

土地の安全性は高いですが、栄養価が年々下がってきています

○中国産

中国

土壌汚染された土地で栽培された中国産アガリクスで過去に健康被害の報告があります

アガリクスの産地による違い

栄養成分比較

ブラジル産アガリクスは日本産アガリクスに比べ、カルシウム、セレン、銅、鉄分などを豊富に含みます。

アガリクス製品の種類

市販されているアガリクス製品には、乾燥アガリクスをそのままの状態で製品化した製品、アガリクスの抽出物を使用したエキス製品、酵素処理、低分子化したものなどさまざまな製品があります。

○乾燥アガリクスをそのままの状態で製品化した製品

乾燥アガリクス

アガリクス全量を有効的に利用できるので、最も製品効率が高いとされます

○アガリクスの抽出エキスを原料とした製品

エキス

エキス化することで製造工程が簡単になります。しかし、エキスとして抽出する時に、絞りカスの部分にアガリクスの主要成分の一つであるβ-グルカンが残ってしまうため、製品効率が下がってしまいます

○アガリクスの主成分β-グルカンを細胞壁破砕、酵素処理、低分子化した製品

化学

近年の研究によってβ-グルカンを低分子化すると、著しく有用性が減弱することが確認されました。

アガリクスの菌株

アガリクスはキノコの一種であることから真菌類に分類されます。そのため、乳酸菌、ビフィズス菌などと同じく菌株によってその性質が異なります。

代表的な菌株

キング・アガリクス21=KA21株

東京薬科大学免疫学教室をはじめ、東京大学食の安全研究センター、慶應義塾大学医学部、順天堂大学医学部、麻布大学医学部などの先端学術機関との20年以上におよぶ研究実績があり、2000年以降に発表された海外論文数は24本。アガリクスの菌株の中でも最も研究実績がある菌株です。日光の下でも生育することができる強い菌株を何世代にも渡って選別してきたため、栽培が非常に難しい自然露地栽培が可能な菌株です。

その他の菌株として岩出101株、ITO-S株などがあります。

キングアガリクスとは

アガリクスの写真

私たち、東栄新薬株式会社のキングアガリクスは、菌株としてキング・アガリクス21=KA21株を使用して、アガリクスの原産地であるブラジルで自然露地栽培を行っております。見た目も他のアガリクスとは大きく異なり、有用成分も豊富に含むことから【キングアガリクス】と名付けました。

アガリクスの有用成分

アガリクスは、タンパク質、食物繊維をはじめ、鉄分、マグネシウム、亜鉛、銅、ビタミンB1(サイアミン)、B2(リボフラビン)、B6、ナイアシン、パントテン酸、葉酸、ビオチンを多く含みます。

有用成分の中でもβ(ベータ)-グルカン、ビタミンDが近年、注目を浴びています。

○β-グルカン(ベータ グルカン)

β-グルカン

キノコ類やパン酵母などに含まれる非常に分子量が大きい多糖類の1種です。アガリクスにはβ-グルカンの中でも、【β-1,3-1,6グルカン】を多く含みます。

β-グルカンは体内に吸収されて有用性を発揮するのではなく、腸管を刺激することで有用性をしめすユニークな特徴があります。

アガリクス製品の中では、β-グルカンを体内に吸収されやすくするため、低分子化、酵素処理、細胞壁破砕などを行ってβ-グルカンの分子量を小さくしたものがありますが、近年の研究では、β-グルカンを低分子化すると、著しく有用性が減弱してしまうことが確認されています。

○ビタミンD

日光を浴びることで体内でも合成される成分です。

アメリカではビタミンDとカルシウムを一緒に摂ることで、5年間で161億ドル(1ドル110円換算で1兆7710億円)の医療費削減効果があるなど、海外では非常に注目されている成分です。アガリクスの中でも、日光を浴びて育った自然露地栽培アガリクス=キングアガリクスにのみ含まれます。

アガリクスの有用性・安全性

アガリクスは製品ごとに有用性はもちろん、安全性も大きく異なります

○アガリクスの有用性

私たちのキングアガリクスの安全性、有用性に関しては、補完代替療法の分野で世界的に権威ある学術誌【オックフォード ジャーナル】や、キノコに関する国際的学術誌【インターナショナル ジャーナル オブ メディシナル マッシュルーム】に論文掲載されています。

一方、エキス化したアガリクス製品には、有効性が確認されなかったとする論文もありますので、製品ごとの科学的根拠(エビデンス)を確認する必要があります。

○アガリクスの安全性

健康な人が、ブラジルで自然露地栽培されたキングアガリクスを通常の3倍量(9g)、長期間(6か月間)飲んだところ肝機能、腎機能への影響もなく副作用(有害事象)も報告されなかったことからキングアガリクスの安全性が確認された。

(Evid Based Complement Alternat Med. 2008 Jun;5(2):205-19. doi: 10.1093/ecam/nem016.)

○アガリクスの副作用の報告

中国産の品質の低いアガリクスを飲んだ結果、重篤な肝機能障害を起こしたという報告があります。その後のその商品は発売中止となりました。

アガリクスの品質管理

アガリクスは製造工程によって、品質が大きくことなります。

○製薬会社

品質管理クラスが最も高く、医薬品を製造するレベル

○GMP認証サプリメント工場

GMP認証を受けたサプリメント製造工場で製造

○認証のない製造工場

品質管理が行き届かず、製品の品質が一定でない可能性があります

アガリクスの選び方

選び方

国立健康・栄養研究所のデータベース【「健康食品」の安全性・有効性情報】では、アガリクスは「菌株、栽培条件、産地により、その特性や含有成分が異なる」と明記され、厚生労働省からも「原材料や製品でかなり品質に差異がある」と注意喚起されています。

アガリクス製品を選ぶときには、以下を参考に産地や栽培方法などをしっかりと確認して下さい。

○産地

ブラジル産 ≫ 日本産 ≫ 中国産

○栽培方法

自然露地栽培 ≫ ハウス栽培 ≫ タンク培養

○製品種類

アガリクス全体を原料として使用 ≫ エキス製品

β-グルカンを細胞壁破砕、酵素処理、低分子化すると著しい有用性の低下

エキス製品に有効性が確認されなかったとする論文あり

○品質管理レベル

製薬会社 ≫ GMP認証工場 ≫ 認証のない製造工場

また、どのような研究実績があるか、現在も研究開発が行われているかも、アガリクス選びの重要なポイントとなります。

キングアガリクス100

キングアガリクス100

キングアガリクス100はブラジルで自然露地栽培されたキングアガリクスを、日本の製薬会社で人工添加物を一切加えずアガリクス100%で製品化した最高品質のアガリクス製品です。

アガリクス研究の国内トップメーカーである東栄新薬株式会社で20年以上に及ぶ研究開発が継続。東京大学食の安全研究センター、慶應義塾大学医学部、順天堂大学医学部、東京薬科大学免疫学教室、麻布大学獣医学部での共同研究によって安全性などが確認されている信頼性の高い製品となっております。