西洋医学と中医学(漢方医学)との違い

2016年4月25日

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執筆:元井章智

普段、私たちが

開業医・クリニックや病院で受ける保険診療は

西洋医学中心となっています

それに対してアメリカ、ヨーロッパを含む海外では、

西洋医学以外の治療法=補完代替医療

(鍼・灸、指圧を含む漢方医学やサプリメントヨガ、瞑想など)

が近年、注目を浴びるようになり

特に癌治療においては

西洋医学に補完代替療法を併せた

『統合医療』が先進医療施設などで取り入れられています

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今回は補完代替医療の中でも

多くの支持を受けている中医学(漢方医学)と

西洋医学との基本的な考え方の違いをご紹介いたします

西洋医学と中医学(漢方医学)との違い

そもそも中医学(漢方医学)とは?

中医学(漢方医学)とは主に中国の漢民族が取り入れていた治療法で

実践→理論→実践といったように

実践を重要視した治療法

*ちなみに中医学の『中』は

中和、バランスといった意味もあるようです

治療対象、治療方法などの違い

治療対象

西洋医学:病気を診る=局部で起こっている病気そのものを治療する

中医学:人を診る=人(患者さん)を総合的に治療する

診断方法

西洋医学:数値、画像など機械によって計測した数値などを重視

中医学:自覚症状重視し、患者さんの現在の状態(証)を判断する

そのため画像や数値に異常がなくても治療を行う場合がある

治療方法

西洋医学:各臓器(肺、胃、内分泌など)それぞれに対する治療(処方)が行われる

病名や症状が同じなら、基本的には同じ処方が行われる。

中医学:現在の患者の状態を総合的に判断して1つの治療(処方)が行われる

同じ病名でも、現在の患者の状態によって違う治療(処方)が行われる。

処方薬

西洋医学:合成薬

中医学:天然物

例として、糖尿病の場合

西洋医学の治療:

血糖値を測定し、血糖を下げる薬を処方

合併症として神経障害や網膜症が出ている場合は、それぞれに対する処方を行う

中医学の治療:

現在、患者がどのような状態であるか、

体のバランスがどのように崩れてしまっているかを考え

状態に応じて治療法(処方)を変える

中医学の優れた点

また中医学の優れた点として

未病の治療(病気になる前の段階で治療)を行い

健康維持に役立てることができる

まとめ

病院などではドクターがパソコンの画面を向いて

数値、画像を見て治療(処方)を行うといったイメージがありますよね

一方、中医学では

患者さんに向き合って

直接触れて、顔色などを見て、話を聞いて治療(処方)を行います

西洋医学と中医学との基本的な考え方の違いをご紹介しましたが

西洋医学=病気を診る

中医学=人を診る

一言でまとめると、この点につきるのではないでしょうか

西洋医学、中医学それぞれにメリットがあるかと思います

現在、日本では

西洋医学と、中医学を含む補完代替医療

それぞれをうまく取り入れた統合医療の普及は

海外に比べて非常に遅れています

患者さんの選択肢の幅を増やすといった点でも

統合医療の普及が待ち望まれます

株式会社ケーエーナチュラルフーズ

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PS.

私自身、以前MR(医薬情報担当者)として

製薬会社に勤めていた経験から

西洋医学について少しは知識がありましたが

中医学(漢方医学)についての知識はほとんどありませんでした

海外の学会などに参加し

アメリカなどでも統合医療が普及している現状を目の当たりにし

代表的な補完代替療法である漢方医学(中医学)に興味を持つようになりました

そして、現在、専攻生として登録している東京薬科大学で

先週の水曜日から中医学初級講座(漢方医学)が始まるということで

夜間コースの受講申し込みをしました

先週は初回ということもあり

中医学と西洋医学との違いといった内容で

非常に分かりやすく

治療のあり方といった点で多くの方のご参考になるかと思い

今回、情報としてご紹介させて頂きます

今後も受講を続け、参考となるような情報がありましたら

ご紹介していきたいと思います。

投稿者プロフィール

社長

元井章智

東栄新薬株式会社代表取締役社長

株式会社ケーエーナチュラルフーズ代表取締役社長

慶應義塾大学SFC研究所所員、東京薬科大学薬学部免疫学教室専攻
日本抗加齢医学会会員、NR(栄養情報担当者)・サプリメントアドバイザー